全国小学生陸上競技交流大会に出場して

 

坂本 順

 

 

 8月25日、全国小学生陸上競技交流大会に出場しました。 この大会に出場することが決まってから、ずっと楽しみ にしていました。

 この全国大会に向けて合宿や練習をがんばってきたので、全国大会で絶対に自己ベストを出したいと思っていました。

 全国大会の当日、会場の日産スタジアムに着いて会場の大きさにびっくりしました。

 「こんな大きな所で今から試合をするのかぁ」と、ドキドキ の中にワクワクが混ざったような気持ちになってきました。

 ぼくが出場する男子走り幅跳びは、フィールド種目の一番初めに行われたので、競技場に着いてから開会式に出たり、ウォーミングアップをしたり 、とても忙しかったけど招集時間にも遅れるずに準備することができました。

 招集所からは、プラカードを先頭に出場選手が並んで競技場所まで移動して行きました。 競技場の中には テレビ中継用のカメラが何台も並んでいたり、大きなカメラを持ったカメラマンが大勢いてびっくりしながらも、オリンピック選手にでもなったような気持ちになりました。

 競技場所についてからは、出場する全選手が3回ずつの跳やく練習が終わり、しんぱん員の人が、白と赤の旗をいっしょにあげる競技開始の合図がされていよいよ競技の始まりです。

 ぼくは、A組の19番目の跳やくです。 ぼくの順番がくるまでの間に、暑い中で毎日練習してきたことが自然 と思い出されてきました。 

 しんぱん員の白旗が小さく下ろされて、いよいよぼくの一回目の跳やくの順番が来ました。

 ピットに立つと大きなカメラのレンズがぼくの方をいっせいに向いて来たのでとてもきんちょうしました。

 1回目、じょ走のリズムもふみ切りも合った勢いがよい跳やくができたので白旗があがっていると自信もって振り返ってしんぱん員を見るとざんねんながら赤旗が 上がっていました。 するとスタンドにいたかんとくがアドバイスをくれました。

 2回目の跳やくは、ふみ切り板の手前でふみ切ってしまい3メートル80でした。

 「このままでは良い記録が残せない」と、気持ちを切りかえて3回目の跳やく をすることにしました。

 その3回目の跳やくは、助走も加速できて、ふみ切りも合った跳やくができて4メートル08でした。

 残念ながら目標とした全国大会での自己ベストこう新は、ではなかったけれど、

 大きな舞台で競技ができたこと。

 他の県の代表選手たちと友達になれたこと。

 それ以上に今年の夏休みの間に全国大会で自己ベストを出すことを目標として練習をがんばったことが、とても良い経験になりました。

 これからもたくさん練習して、また来年この全国大会にもどってきて、次は決勝に残りたいです。

 とても楽しく勉強になった全国大会でした。